今日は雲一つない晴天だったので、久しぶりにバイクを引っ張り出して走らせてみようと思ったところまでは良かったのですが、、、、、、エ、エンジンがかからない。バッテリーはOKだし、ガソリンも満タン。しかし、プラグがカブってプスプス言ってる感じで、全然点火しません。仕方がないのでプラグの点検から始めることにしました。
ZZ-R1100は高性能で使い勝手も良く、非常に良くできたツアラーだとは思うのですが、整備性がめちゃくちゃ悪いのが難点です。ガソリンタンクを下ろさなければプラグはおろか、バッテリーにさえアクセスできないのです。素人には触られたくない、と拒絶されているかのようです。それでも16年間、自分で整備してユーザー車検を通して来ましたが、毎回重労働を強いられているのが現状です。さすがにバッテリーの充電くらいは気軽にしたいので、私は自作の充電用ターミナルをシートの下に設置しています。
ともかくエンジンが回らないことにはただの鉄の塊ですので、いつものようにタンクを下ろすことにしました。インナーカウルを外して、燃料コックを閉めて、燃料パイプと燃料センサを外して、大小4本のボルトを外して、、、、とここまでは手慣れた工程です。タンクは満タン(24L)なので結構重いです。こんなことなら前回給油しなければ良かったなと少し後悔。タンクを外すと巨大なエアクリーナボックスが現れます。これをパズルでも解くようにして外すとやっとシリンダーヘッドと対面できます。プラグを見ると、真っ黒なススだらけでした。そう言えば、前回いつプラグ交換したか記憶にないほどですから、無理もないでしょう。4本とも新品に交換しました。しかし本当に大変なのはこれからです。エアクリーナボックスの組み付けが嫌になるくらい難しいのです。ZZ-R1100はラム・エア・システムという吸気方式をとっていて、前方から走行風を取り入れ、エアクリーナボックス内の圧力を高めて若干の過給をするようになっています。言ってみれば天然ターボでしょうか。その空気取り入れ用のラバーダクトをエアクリーナボックスに挿入しながら組み付けるのが至難の業なのです。良く見えないし、思うように手が入らないしで、なかなか嵌合してくれず、本当にイライラします。そこを通り過ぎればもう終わったも同然。元通りにガソリンタンクを取り付けて終了です。
プラグ交換が終わると、一発始動で、回転も非常にスムーズになりました。吹け上がりも気持ち良い。これはひとっ走りせずにはいられません。試験走行も兼ねて、第三京浜を玉川から保土ヶ谷PAまで(たくやさん風に表現すれば)ジェントルに走りました。いやあ、気持ち良かったです。予定外の分解整備のおかげで日が傾いてきてしまいましたが、西の空に富士山がきれいに見えました。