ボーイング社が開発した777-200型機は長距離用ジェット旅客機です。燃料積載量117,335 L、航続距離9,649 kmを誇ります。更に多く燃料を積めるようにして航続距離を17,446 kmまで延ばした派生機種777-200LR(Longer Range)も存在します。大型の747-400と中型の767-300の中間的な座席数を持ち、1995年にユナイテッド航空が運航を開始したのを皮切りに、現在までに1100機以上が生産され、ベストセラー機となりました。外観上の特徴は巨大な双発エンジンと、エンジン後部に突き出た尖った排気コーン、左右の主脚に6つずつのタイヤが付いた巨大なランディングギアなどです。エンジンの直径はなんとボーイング737の胴体に匹敵する大きさだそうです。世界中の空を飛び回ってきた777-200ですが、就航から20年が経ち、そろそろ退役する機体も出始めているようです。
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