ヒンドゥー教の祭典の一つThaipusam(タイプーサム)は、毎年1月の下旬に行われます。Thai(タイ)は幸運とされるヒンドゥー暦の10月を意味し、Pusam(プーサム)はカニ座で最も明るく輝く星を指します。プーサムが天頂に達するタイ月の満月の日に行われるため、祭りの日は年ごとに多少前後します。2011年は1月20日に行われました。
この祭りは創造と破壊の神「シヴァ神」の次男「ムルガ神」、つまり「ガネーシャ神」(こちらを参照)の弟を崇めるもので、少々過激な内容から「奇祭」と言われることもあります。カバディと呼ばれる飾りみこしを持った行者は、頬や額、腕や腹など、体中に鉄串を突き刺してトランス状態で街を練り歩くのです。
ヒンドゥー教徒が多く住むシンガポールではリトル・インディアのSerangoon Road沿いにあるSri Srinivasa Perumal Temple(スリ・スリニバサ・ぺルマル寺院)から、River Valley Road近くのSri Thendayuthapani Temple(スリ・テンダユタパニ寺院)までの3~4kmを行進します。下の写真は2009年に撮影したものですが、レンズを通してヒンドゥー教徒の方々の深い信仰心をひしひしと感じました。
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Thaipusam(タイプーサム)
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