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Channel: 風流韻事
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きらめきの午後

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陽が高く昇らないので、水面や窓ガラスからの反射光がたくさん目に飛び込んできます。きらきらと眩しい午後。トランペットの調べが光の破片になって流れて行きました。

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オペアンプ聴き比べ

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現在製作中のA級オーディオアンプのプリアンプ部分に用いるオペアンプを決めるために、NJM4580DD(新日本無線)、LME49720(ナショナルセミコンダクタ)、OPA2604(バーブラウン)の3種類のオーディオ用オペアンプを聴き比べてみました。電源電圧は±15V、電圧増幅率は約3倍に設定しました。パワー段には製作中のA級アンプを使っています。試聴にはCDP-777ESJ(ソニー製CDプレーヤ)とSX-V1(ビクター製スピーカ)を使用しました。今回は微妙な音質の差を聴き分けるために試聴方法を少々工夫しています。1台のアンプでオペアンプを交換しながら評価をするとオペアンプを交換している間に前の音を忘れてしまうので、市販のプリメインアンプ(ソニー製TA-F333ES)をリファレンスとして使用し、それとの相対評価を行うことにしました。つまり、リファレンスと評価対象に同じ入力信号を与え、それぞれのアンプで増幅された音を交互にスイッチで切り替えながら評価対象の音質をチェックして行きます。こうすることで記憶の不確かさや思い込みを極力排除するようにしました。素早く2つのアンプを切り替えられるように秘密兵器を併せて製作しました。2種類のアンプと2種類のスピーカをトグルスイッチで自由な組み合わせに接続できるようにしたセレクタです。接続切り替え中のショートを防ぐためにスイッチにはOFFポジション付きの3ステート・トグルスイッチを使用しています。今回はスピーカの切り替えはせず、SX-V1のみを用いました。

表1に評価結果をまとめました。点数は10点満点で採点しています。当然のことながら、この評価は主観的かつ限定的な条件で実施されたものなので、好みや音源によっても結果は異なるであろうことにご留意下さい。以下はテストしたオペアンプの感想です。NJM4580DDは低音と高音がやや厚くなり、強いて言えば解像感と定位感にやや欠ける線の太い音に聞こえました。しかし値段を考えると無難にまとまっており、コストパフォーマンスには優れていると思います。LME49720は解像感が高く、グレードの高い音がしました。特徴を探せば、やや元気で明るい感じと言えるでしょう。超低歪み率が売りなのですが、残念ながら私にはそれを聴き分けられませんでした。OPA2604は最初おとなしい感じに聞こえました。音場も狭めな印象を受けました。しかし聞き続けているうちに、それは味付けの少ない素直な周波数特性と、解像感が高く、定位に優れているためではないかと思えてきました。今回製作しているアンプのコンセプトに最も適しているのはOPA2604だと感じましたので、これをプリアンプとして用いることに決めました。

(コンデンサ聴き比べ、抵抗聴き比べにつづく)

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オペアンプ(NJM4580DD)

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もう20年も使っているCDP-777ESJ(1992年製)。少々硬めのCDらしい音がお気に入り。この頃の機器は非常に真面目に作られているので、最近の機器よりも遥かに音が良いと思う。

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1995年製のSX-V1。外装はマホガニーの無垢材、バッフル板は真鍮ダイキャスト製。底面にある3本の真鍮製ピンで接地する構造になっている。楽器のような響きと定位に優れているところがお気に入り。「音楽」を聴くためのスピーカという感じがする。

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今回の評価のために製作した2アンプ×2スピーカ・マトリクス・セレクタ

 

表1  オペアンプ聴き比べ 結果

メーカー型名ひずみ率定格電圧購入先価格コメント点数
新日本無線NJM4580DD0.0005%18V秋月\50低音、高音がやや強調される 解像度にやや欠ける8
ナショナルセミコンダクタLME497200.00003%17V秋月\270やや元気な感じ 解像度良し9
バーブラウンOPA26040.0003%24 V秋月\300味付けのないフラットな感じ 解像度、定位良し10

Run, run, run!

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夏の間、暑すぎて運動量が減ってしまったのをきっかけに、どんどん体重が増えてきてしまったうちの娘。この冬は減量大作戦だね。君が嬉しそうに走っているのを見ると私まで嬉しくなるよ。

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広角で遊ぶ

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写真の楽しみ方の一つはレンズを交換して撮影することだと思います。行き飽きた場所、撮り飽きた被写体でも、いつもと違うレンズを着けて撮り始めると俄然として写欲が湧いてくるものです。久しぶりに超広角レンズで撮ってみると、標準レンズとは違った構図で撮らざるを得ず、あれこれ工夫するのが楽しい作業になります。

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Sungei Buloh

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シンガポールの北西部にSungei Buloh Wetland Reserve(スンガイ・ブロウ湿地保護区)という自然公園があります。マングローブが広がる広大な湿地が丸ごと公園として保護、公開されています。実に様々な種類の動植物が生息していて見る者を飽きさせません。訪れるたびに新しい発見があるでしょう。要所要所に野鳥の観察サイトが設けられ、サギやカワセミの類や熱帯特有の珍しい鳥が見られます。水辺では魚が跳ねたり、ハゼが穴から顔を出したり、2メートルもありそうな巨大なトカゲが道を横切ったり、色々なサプライズがあります。Sungeiはマレー語の川、Bulohは同じくマレー語の竹に由来しています。おそらくマングローブのことを表したのでしょう。ここは湿度が非常に高く陽を遮る物もないので、早朝に訪れることをお薦めします。給水もお忘れなく。

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2メートルもあろうかという巨大なトカゲが闊歩する

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対岸に見えるのはジョホール・バル(マレーシア)の街

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コンデンサ聴き比べ

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 自作オーディオアンプに使用する部品を選ぶためにコンデンサの聴き比べを行いました。比較用プラットフォームとして、FC2でブログを書いていらっしゃるsけいしさんのop6w100113というA級アンプ回路を使用し、中容量(C31=2.2μF)と小容量(C6=0.1μF)のコンデンサについてテストしました。その結果を表1および表2に示します。点数は10点満点で採点しています。試聴方法はオペアンプ聴き比べの時と同じ方法を用い、記憶のあいまいさや思い込みを極力排除するようにしました。(注:この評価は限られた使用条件の下での主観評価です。)


 

表1   容量2.2μF

メーカー

型名耐圧種類購入先価格コメント点数
WIMAMKS263 VMetallized Polyester共立\240定位良し 全体に曇った感じ 落ち着いた感じ7
PanasonicECQV1H50 VMetallized Film秋月\20高音まで出ているが、やや歪み感あり 明るい感じ7
Nissei 50 VPolypropylene若松\189響きが豊か 歪み感少ない 分解能にやや欠ける6
NichiconMuse ES50 VAluminum Electrolytic秋月\15平面的 解像度低い 響きに欠ける つやがない5
NichiconMuse FW50 VAluminum Electrolytic千石 \20平面的 解像度低い 響きに欠ける つやがない5
Toshin1HUTSJ50 VAluminum Electrolytic千石\53平面的 解像度低い6
PanasonicECQE2250 VMetallized Polyester共立\94

響き、つや良し 

高音で若干歪み感あり 

解像度が若干低い
ECQE2
0.1uFとパラで歪み減る
9

 

 

 

表2   容量0.1μF

メーカー

型名耐圧種類購入先価格コメント点数
PanasonicECHU1H50 VMetallized PPS千石\78高音まで良く出る 歪み少なくクリアな感じ チップ部品なので使いにくい10
WIMAMKP2100 VMetallized Polypropylene共立\130定位良し 高音まで良く出る WIMA独特のハイハットがザラつく感じ10
ToshinMMSSAC250 VMetallized Polyester千石\53解像度やや低い 高域伸びず中低域が厚い 丸い感じ7
RubyconF2D100 VPolyester秋月\10平均的 悪くないがやや解像度が低い7
NisseiMMT50 VMetallized Polyester秋月\20悪くないがつや、響きにやや欠ける8
NisseiAPS100 VPolypropylene共立\220ライトな感じ やや平面的7
WIMAMKT100 VMetallized Polyester共立\80広がりに欠ける 低音が狭い空間で鳴っている ハイハットがシャリシャリ6
WIMAMKS263 VMetallized Polyester若松\168広がりにやや欠ける ハイハットがシャリシャリだがMKTよりは良い7
PanasonicECQE2250 VMetallized Polyester共立\42高音まで良く出る 歪み少なくクリアな感じ 広がり良し10

 

一般的に音声信号が通る経路には電解コンデンサを使用せずにフィルムコンデンサを使用すべきと言われていますが、今回の試聴でもそれが当てはまることが確認できました。いくら音響用の電解コンデンサと言えども、カップリングに用いると音が平面的になり、解像感が乏しく感じられます。一方のフィルムコンデンサにも色々と種類がありますが、それぞれに音質が異なり、それらを組み合わせて自分の目指す音質にチューニングするのは実に楽しい作業です。Panasonicのフィルムコンデンサは総じて音質が良好でした。シリーズにより誘電体の材質はPPSだったりPETだったりしますが、どれも音質は似ています。今回、2.2μFのカップリングコンデンサにはPanasonicのECQE2を用いることに決めました。ただし、2.2μF単独では高音で若干の歪みが感じられるのが気になりました。これは高い周波数域でtanδが悪化することが原因だと考えられます。そこで、同じシリーズの0.1μFと並列接続して使用することにしました。同じECQEシリーズでも、容量が小さい物ほど10kHz以上でtanδが大幅に小さくなっていることがスペックシートから読み取れるからです。実際に両者を並列接続して試聴すると歪み感が減り、澄んだ音になりました。小容量(0.1μF)のフィルムコンデンサもそれぞれに特徴があって面白いです。例えば、WIMA社のメタライズド・ポリプロピレンコンデンサ(MKP2)を使用すると非常に定位が良くなります。ただし、WIMAの製品に共通する特徴として、低音が箱鳴りしているような感じ(ボンづき)になったり、ハイハットの高音がザラついた感じに聞こえる傾向があります。東信工業のAC用フィルムコンデンサMMSSACは高域にはあまり伸びていませんが中低域が厚く感じられました。一種類だけのコンデンサを多数使用すると、その特徴が強調されすぎてしまうので、今回はC31(2.2μF)には前述の通りPanasonicのECQEをパラレル使用し、C6(0.1μF)には定位感向上を狙ってWIMAのMKP2を、ローパスフィルタのC5(0.1μF)には中低音重視で東信工業のMMSSACと、3種類のコンデンサを組み合わせて使用することにしました。試聴の結果は良好で、リファレンスとして用いた市販のアンプ(ソニー製TA-F333ES)と比較しても全く遜色ない音質になりました。望むらくはリファレンスを上回る歪みのない澄んだ高音と、より定位に優れた分解能の高い音が出るまでブラッシュアップしたいのですが、まだその域には達することができていません。今後の課題としたいと思います。

【2.2 uF】

DSC07712.JPG WIMA MKS2

DSC07713.JPG Panasonic ECQV1H

DSC07710.JPG Nissei

DSC07714.JPG Nichicon MUSE ES

DSC07716.JPG Nichicon MUSE FW

DSC07715.JPG Toshin 1HUTSJ

DSC07711.JPG Panasonic ECQE2

 

【0.1 uF】

DSC07705.JPG Panasonic ECHU1H

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チップ部品はリードを付けて交換できるようにしてテストした

DSC07709.JPG WIMA MKP2

DSC07703.JPG Toshin MMSSAC

DSC07702.JPG Rubycon F2D

DSC07706.JPG Nissei MMT

DSC07707.JPG Nissei APS

DSC07701.JPG WIMA MKT

DSC07700.JPG WIMA MKS2

DSC07699.JPG Panasonic ECQE

立春

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一年を24等分した二十四節気の最初の節気が立春です。そして立春の前日が季節を分ける日、つまり節分です。暦の上ではもう春なのですね。ところで季節を分ける日が節分なので、本来は立夏、立秋、立冬の前日も節分と呼ばれます。しかしいつの頃からか、節分と言うと春を指すことが多くなりました。春とは言えないような大寒波襲来。雪国の方々のご苦労をお察しいたします。寒い日が続いていますが、体調など崩さぬようご注意下さい。

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A級アンプ完成

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去年から足掛け2年で製作していたA級オーディオアンプが完成しました。聴き比べによる部品選びの結果、プリアンプ用オペアンプはOPA2604(バーブラウン(現在はテキサス・インスツルメンツ))を、コンデンサはECQE2(Panasonic)、MKP2(WIMA)、MMSSAC(東信工業)の3種類のフィルムコンデンサを、抵抗器は表1に示すように僅差でRP-24C(ニッコーム)を使用することにしました。抵抗器は金属皮膜抵抗同士の比較だったので、音質の傾向が似ていて優劣をつけるのが容易ではありませんでした。味付けが少なくトータルバランスに優れたものという観点で選んでいます。PCを接続してネットワークオーディオも楽しめるようにUSBオーディオインターフェースとS/PDIF(光および同軸デジタル入出力)も付けました。USBオーディオを使用しないときにはデジタル回路の電源を独立に落とせるようにしてあります。フロントパネルはできるだけシンプルなデザインにしました。ただし、手に触れるつまみ類の感触にはこだわり、重量感のあるアルミ無垢材の削り出し品を奢っています。4入力セレクタにはLEDインジケータを付けました。

肝心の音質は、リファレンスとして用いたソニー製アンプ(TA-F333ES)と同等と思えるところまでチューニングできました。自作ならではの何かキラリと光る部分を持たせたかったのですが、まだその域には達していないのが少々悔しいです。しかし、豊かな低音と歪みの少ないクリアな高音は心地が良く、いつまでも聞いていたくなります。プラシーボ(偽薬)効果ゆえなのかも知れませんが、これも自作ならではの楽しみでしょう。当初の目標であった「低歪みで色付けの少ないクリアな音質」というコンセプトは一応達成できたと思います。

自分の耳だけでは信用できないので、念のため高調波歪率を測定してみました。表2にその結果を示します。PCで正弦波を発生させて被測定アンプで増幅(負荷8Ω、出力は常用する0.02Wに調整)し、その信号を抵抗分圧して再びPCに取り込み、FFT解析をしました。ノートPC内蔵の安物のサウンドボードを通して測定したために、絶対値はあまり良くない値になっていますが、相対比較にはなると思います。嬉しいことに、リファレンスとして用いたTA-F333ESよりも高調波歪率は小さくなりました。何ヶ月かの地道な作業が報われた瞬間でした。

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アルミ削り出しのつまみ類とLEDインジケータ

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パネルデザインは出来る限りシンプルに

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USB端子の穴あけ加工。角穴はドリルで穴あけ後にやすりで仕上げる。

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リアパネルの穴あけ完了。角穴は手間がかかるので嫌いだ。

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端子類を取り付ける。金メッキが美しい。

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基板類の組み付け。相変わらず配線が汚い。長さを考えないで撚り線を作るのが敗因だ。パワートランジスタはシャーシの底板とヒートシンクでサンドイッチして両面から熱を逃がしている。

 

表1  抵抗器 聴き比べ

メーカー型名定格種類購入先価格コメント点数
TycoLR02040.25 WMetal Film (NiCr)RS\15平均的8
Vishy DaleCMF-550.5 WMetal Film (NiCr)共立\52シンバルがやや華やかな感じ 歪みが多いのかも8
ニッコームRP-24C0.5 WMetal Film (NiCr)千石\32平均的9
タクマンREY25FY0.25 WMetal Film (NiCrAl)若松\32シンバルがややおとなしい感じ 歪みが少ないのかも8

 

表2  高調波歪率 測定結果

 100Hz 1kHz10kHz
TA-F333ES0.070%0.012%0.015%
手作りアンプ0.060%0.007%0.009%

黄金の時

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何もかもが黄金色に染まる時間帯は昼と夜の境界線。最近は確実に昼の勢力が拡大してきているのを感じます。

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大空を飛ぶ

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子供の頃に空を飛ぶ夢を頻繁に見ました。すごい勢いでビルよりも高く浮揚し、かなりの高速で推進することができました。しかし、思うままに飛行できたかと言うとそうではなく、速度や進路を制御することが難しく、かなりアバウトな航路を描いていたように思います。特に着陸にはいつも苦労し、高度を下げたいのにフワフワと浮遊してしまってなかなか降りられなかったものです。その頃の将来の夢は国際線のパイロットでした。しかし不思議なことに大人になるにつれ、空を飛ぶ夢は全く見なくなりました。そしてそれに呼応するように興味の対象はテクノロジへと変わって行きました。

空を飛びたいと思い続けたら、いつかは飛べるようになるのでしょうか。大空を自由に飛び回れる鳥たちが出現したのは今から1億5000万年前のジュラ紀だと言われています。2本足で歩く恐竜が進化して空を飛べるようになったと考えられています。もしかしたら何代にもわたって空を飛びたいと思い続けた恐竜だけが鳥になれたのかも知れませんね。有名な始祖鳥もそれら空飛ぶ恐竜の一つでした。始祖鳥は絶滅してしまいましたが、始祖鳥と共通の先祖を持つ仲間は現在まで生き残り、現生鳥類となって今でも大空を飛んでいます。恐竜の直系の子孫は今やこの鳥たちだけになってしまったそうです。

恐竜は長い年月をかけて空を飛ぶための翼を手に入れましたが、人間は航空機を発明することにより短期間で大空を飛び回る夢を実現しました。現代は、良くも悪くもテクノロジが大抵の望みを叶えてくれる世の中になりました。さて、テクノロジは次にどんな素敵な夢を叶えてくれるのか、期待することにしましょう。

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春を待つ植物

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冬至を過ぎてからどんどん日が長くなり、今では17時を過ぎても明るさが残っています。元旦の日の入り時刻が16:38だったのに対して今日の日の入りは17:27ですから、ほぼ1時間も延びていますね。植物たちも厳しい冬を乗り越え、春を待ち望んでいるようです。木々の芽がずいぶん膨らんできました。

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赤色

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赤という色を定義するとすれば、波長700nm前後の光が呈する色調とでも言えば良いのでしょうか。言わずもがな、林檎や血液や日章旗の中心部分の色ですね。しかし日本人が赤と認識している色はとても幅広く、ピンクに見える桃の色も、橙色に近い夕焼けの色も、茶色っぽい小豆(あずき)の色も「赤い」と言います。赤色を示す漢字も朱、紅、丹、緋などたくさんありますね。

同様に赤の語が意味する事柄も幅広く、色々と探してみると面白いですね。例えば政治でと言えば社会主義や共産主義を指します。それらの団体や国家が旗などに好んで使用する色だからです。「赤の他人」や「真っ赤な嘘」などに用いられる「赤」は名詞を強調する語句で、「全くの」、「明らかな」のような意味になります。新生児を赤子ちゃんと呼ぶのは血管が透けて顔や身体が赤味を帯びて見えるからですよね。フランスの作家スタンダールが書いた小説「赤と黒」の赤は、軍人の服の色(赤)に由来しているようです(黒は聖職者の法衣の色から)。赤字といえば収入よりも支出の方が多いことを意味しますが、これは帳簿に損失を赤い字で書いたからでしょう。英語でも赤は損失を意味するようで、赤字になることをgo into the redなどと言います。この点では赤の語感は洋の東西を問わないようですね。

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ローアングル

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最近めっきり写欲が減退しています。理由を挙げれば、アンプ作りに忙しいとか、寒くてオートバイに乗る気になれずに遠出していないとか、被写体となる花が全く咲いていないとか、たくさんあります。しかし、本当の理由は、撮影スタイルがマンネリ化していて、撮った写真がどれも同じようなものになってしまうことなのかも知れません。と言うことで、今日は敢えて従来やらない方法で撮影してみました。ノーファインダでのローアングルという縛りで撮ることにしたのです。パンフォーカス、モノクローム、フラッシュ使用も普段は全くやらないのですが、取り入れてみました。ノーファインダでは構図も水平も調整できないので、出たとこ勝負になってしまいます。それはそれで面白いのですが、ライブビュー機能があるといいなとつくづく思いました。

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諏訪大社(上社)

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全国に諏訪の名が付く神社は2万5千社もあるそうです。私が育った街にも諏訪神社がありました。それらの本社となるのが長野県にある諏訪大社です。諏訪大社は諏訪湖の南側に位置する上社と、北側に位置する下社からなります。さらに上社は前宮と本宮、下社は春宮と秋宮にそれぞれ分かれていて、合計4つのお宮から諏訪大社は構成されています。江戸時代までは、上社の大祝(おおほうり:社の頂点に位置する神職)は諏訪氏が、下社の大祝は金刺氏が勤めてきたという歴史があるそうです。下の写真は上社の本宮と前宮です。本宮の荘厳さとは対照的に、およそ1kmほど離れた鎮守の森にひっそりと佇む前宮には何とも言えない趣が感じられました。前宮は諏訪明神信仰の原点と言われていますが、今はお宮があるのみでご神体は祭られていないそうです。そのせいか、訪れる人はほとんどいませんでした。

【本宮】

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【前宮】

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諏訪大社(下社)

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諏訪湖の北側に位置する諏訪大社の下社は、互いに1kmほど離れた春宮と秋宮の2つのお宮から成ります。諏訪大社は「諏訪造り」と呼ばれる様式で建てられています。諏訪造りとは、本殿を持たず、二重楼門造りの幣拝殿および左右片拝殿が連続的に並ぶ様式だそうです。春宮も秋宮も建物の配置はほぼ同じで、太いしめ縄が掛けられた神楽殿の奥に幣拝殿と左右片拝殿が配されています。しめ縄は6年に一度(寅年と申年に)行われる御柱祭の年に掛け替えられるそうです。

【春宮】

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【秋宮】

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新大久保 コリア・タウン

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久しぶりに新大久保界隈を歩いてみると、その変貌ぶりと賑わいに驚きました。昔は楽器屋さんとホテルが多い街というイメージだったのですが、今はコリア・タウンと呼ばれるだけあって、韓国色が非常に強くなっていました。JR山手線・新大久保駅周辺の大久保通りと職安通りに挟まれた地域には韓国料理、韓国コスメ、韓国食材スーパーマーケット、韓流およびK-POPスター関連のお店などが立ち並び、街路には韓国語の看板が溢れています。行き交う人々の話し声からも韓国語が聞こえてきて、そこが日本ではないような錯覚さえ覚えます。昔は人通りも疎らでしたが、今は原宿の竹下通りを思わせる賑わいです。30年ほど前から韓国やタイの食材を扱うお店があり、商店街のアナウンスに韓国語や中国語を取り入れていましたから、その頃からアジアの人々が多く住む街であったのでしょう。しかしここまで韓国色で集客できる街づくりに成功したのは昨今の韓流ドラマやK-POP人気が後押ししたことが一因となっているに違いありません。韓流好きな方には見逃せないスポットです。

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古くから職安通りにあったスーパーマーケット

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街中にハングルの看板が溢れる

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昔の新大久保では考えられない賑わい

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人通りの多さにうちの子もびっくり!

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ここの蔘鷄湯(サムゲタン)は美味だ

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昔で言うところのブロマイド屋か?

楽しく行こうよ

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ある日の正午過ぎ。お昼休みの間に、それまで身に付けていた防具に風を通しておこうとしたのでしょうか。配置の妙に思わず笑みがこぼれました。

もう遥か昔のことですが、私が社会人としての初日を迎えた日、入社式の会場でその会社の創業者(当時は名誉会長)が私たち新入社員にスピーチをしてくれました。「会社に入ったら自分がやりたいと思う仕事ばかりできるとは限らないでしょう。しかし、嫌々やるのと楽しみながらやるのとでは充実感も結果も違って来ます。だから一日も早く、与えられた仕事を楽しいものに変換する能力を身に付けて下さい。仕事のゴールは一つでも、そこに至るやり方は無数にあります。どうせやるなら自分が得意な、楽しいと思える方法で仕事を遂行してください。」と言うような主旨でした。そのお話にいたく感銘してしまった私は、それ以来その教えを忠実に守り、日々楽しめる方法ばかりを追い求めています(笑)。

この安全帽と手袋の主は、きっとつらい仕事をも楽しいものに変える変換器をもっているに違いない。シャッターを切りながらそう思いました。

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咲き始めました

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陽が差すと暖かく感じることも多くなってきた今日この頃。色々な花が咲き始めました。しかし週末ごとに天気が崩れる魔の連鎖を断ち切りたいものですね。

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咲き始めました (Part 2)

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暖かい日が続いて、一気に色々な花が咲いてきました。遅れていた梅と、もうすぐ咲き始める桜が同時に見られそうです。

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マジックアワーから夜の帳

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写真や映画の世界では、日没直後や日の出直前の時間帯をマジックアワーと言います。被写体に直射日光が当たらないために影が消え、光が満遍なく行きわたった美しい映像が撮れるからだそうです。しかしマジックアワーの持続時間は非常に短いため、そのチャンスを充分に生かして撮影するのは容易なことではありません。そんなマジックアワーを効果的に利用して撮影された映画がテレンス・マリック監督の「天国の日々」(主演リチャード・ギア 1978年)だそうです。カンヌ映画祭監督賞やアカデミー撮影賞などに輝いたこの作品は、美しい映像にこだわって多くのシーンがマジックアワーに撮影されたそうです。まだ見たことがないので、是非鑑賞してみたい一本です。マジックアワーが過ぎた後、夜の帳が下りた空の色も個人的には好きだったりします。

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